コーナリング性能の要、それは当然グリップ力。そして、グリップ力を左右する重大な要素が「接地面積」と「タイヤ荷重」である。この2大ファクターを100%機能させ、ドライバーが望む理想のコーナリング特性を実現するものこそがサスペンションセッティングだ。
しかし、一言で「理想のコーナリング特性」と言っても、サーキットユースとストリートユースでは全く異なるだろう。
どちらかに偏ったセッティングならば、それほど楽なことはない。だが、そういったケースは稀である。
サーキットとストリート、この相反するフィールドでの性能を両立するため、膨大な走り込みを長きに渡り敢行。
そこで蓄積されたデータ・ノウハウを余すことなく注ぎ込み、最上の乗り心地とサーキットでの高い操縦性を求め、妥協すること無く徹底的にセッティングを突き詰めたこのサスペンションは、グリップ・ターンインの鋭さ、コーナリング時のコントロール性に至まで、最高のパフォーマンスをドライバーに提供出来ると確信している。
弊社がまず最初に行うのがサーキット用サスペンションの開発です。サーキットで速いということは絶対条件であり、ここを押さえずにスポーツサスペンションとは言えないからです。
しかし、ただタイヤの性能に頼るばかりの硬いサスペンションでは価値がありません。
しなやかにまるで地面をなめるようなサスペンション、タイヤがプアーであってもカバーしてくれるようなサスペンションにする必要があります。そうなるとスプリングレートやダンパーレートも決して硬くしすぎてはいけません。
しかし、肝心な微低速域での減衰力はきちんと押さえなければなりません。
柔らかくとも安定感のある接地性の確保。それが出来た時にサーキットでも速く、ストリートでもしなやかなサスペンションが出来上がるのです。
弊社では、コンピュータ制御による「ショックダイノ」を導入しています。
これにより、減衰力のデータを詳細に分析することが可能となり、セッティングをよりスピーディー且つ緻密にコントロールすることが出来ます。
不用意な時間を削減し、稼ぎ出された時間を実走行での「詰めのセッティング」に費やすことで、より高精度でハイパフォーマンスなサスペンションを造り上げています。
スポーツセッティングダンパーの更なる快適性とスポーツ走行における操作性をレベルアップすべく、モノチューブ(単筒式)33段階減衰力調整全長調整式を採用したサスペンションキットです。
快適性を損なうことなく、スポーツ走行を充分楽しめる車高調整キット。減衰力と調整できますので、シチュエーションに応じたセッティングを楽しめます。