リリースから吸気チューニングというジャンルを切り開いたアイテム「スーパーインテークシステム，エアグルーヴ」。

多くのRX-8オーナーにご使用頂いている「エアグルーヴ」ですが、走行風が多く取り込める高速域では抜群の
ラムエア効果がもたらすパフォーマンスを発揮しますが、レコーダーで解析すると減速域からクリッピングまでの
パーシャル区間での吸気温度は、エンジンルームの温度に影響され上昇しています。
その区間のエンジンパフォーマンスを向上させることをテーマに掲げ、開発を進めています。

アプローチとしてご使用頂いているケースの内側に、一回り小さいインナーケースを設け２層構造化（Double Layer Structure）とします。
インテークダクト後から外気の流れを分け、アウター~インナーケースの隙間に空気層を設け冷却効果を向上させます。

先日の真夏のフジスピードウェイでテストを行いましたが、上々のパフォーマンスが垣間見えます。
従来品ではエアフロ温度が外気より約10℃高くなりますが、
インナーケース付きでは、外気、インナーケース、エアフロの各温度がほぼ同じになります。
速度が50kmを超えたあたりから、アクセルのオンオフ関係なく吸気温度が外気温度をほぼ同じになります。
近日中に筑波サーキットにおいてテストを行う予定です。

RX-8ではFD3Sでのノウハウをベースに、更に進化させたエアグルーヴを作りました。
自然吸気のエンジンではエアファンネルの長さが、非常に重要でその長さを選定するのに多大なテストを行いました。

ケースの形状は吸入空気をスムーズに内部のファンネルに当て込む形状。RX-7では、外観が奇麗なゲルコート仕様ですが、
吸入効率を最優先に考慮し、内部をつる面のゲルコート仕上げとしています。

ダクト部分はバンパー内部に取り付け、冷たい外気をより多く、そして効率的に導くデザインにしました。フィルターは湿式フィルターを使用します。

※純正バンパー、又は社外バンパーの場合、加工が必要なケースがあります。

左記の表はテストの結果です。
エアフロの空気流量はエアグルーヴに変更することで、確実に増えています。それに伴って、５０００ｒｐｍ以上では出力も確実に増えています。

しかし、４０００ｒｐｍ以下では空気流量は増え、出力は若干下がっています。これは設定以上の空気が流入し、コンピューターの補正で燃調が薄くなりすぎているためです。そこでこの状態を４•ＢＥＡＴ-ＳＥで補正をします。これにより４０００ｒｐｍ以下も改善されて、全域でパワフルな特性になります。８５００ｒｐｍ付近では約12馬力もパワーアップが見込め、中低速回転でもトルクフルです。

交換用フィルター　KDE-11391　定価　￥15,000（税別）

吸気導入口を２系統設けたエアクリーナーボックス。

積極的に外気を取り込み、エンジンルームの熱をシャットダウンするデザインなので、

吸気性能、レスポンスともにアップします。

FD3Sにおける最高の冷却性能を誇るV-MOUNTインタークーラー＆ラジエタｰキット対応の専用エアグルーヴです。
エアクリーナーとアタッチメントのみのキット設定もあります。

交換用フィルター　KDE-11391　定価　￥15,000（税別）