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道路族が政治に強い影響力を持っていて、自分達の利権を手放そうとしないからだと思っています。確かに道路が整備されるのは良いことですが、公共事業費他の先進国全てを合わせた額より大きいのは多すぎと思います。
一方医療に関しては日本医師会が政治的な力を無くしてしまったから医療にお金をかけてもらえなくなっています。これは医療関係者の中では常識です。
日本医師会は医療関係で唯一政治力を持つ団体です。日本医師会は開業医が実権を握っています。だから日本の医療制度は開業医に都合がよいように出来ており、しわ寄せは病院に押し付けられています。例えば受診料は開業医の方が病院より高いので、病状が安定した患者さんを開業医に紹介しようとしても、患者さんは安くて医療レベルも高い病院から離れようとしません。しかし巧妙な仕組みがあり、病院は患者さんを開業医に逆紹介しなければ経営が成り立たないようにされています。例えるなら開業医がカローラくらいの予算をもらってコロナを作っているのに対し、病院はヴィッツくらいの予算しかもらえないのに、自らの誇りと患者さんからの要求に応じて根性でクラウンを作っているようなものです。(外国の医師は日本の開業医ほども働いてないでしょう多分。)
重症患者を押し付けられ、勤務は違法状態にまで過酷なのに放置、医師は一人で二人分サービス残業で働いていますが、それでも病院は赤字です。そんな状態なのに何かあれば何億円という訴訟を起され、マスコミからは時に理不尽な嵐のような報道の暴力を受け逮捕までされます。だから皆勤務医を続ける気持ちがなくなってきているのです!!
医療への予算を増やすことがまず必要ですが、ただ増やすだけでなく、医療制度そのものを本格的に見直すこと、また国民の医療に対する思想も見直して、より国民にとって良い医療システムにする必要があると思います。
皆さんがそういうことに関心を持って頂き、正確な情報を元に議論して欲しいと思います。しかし我々から見るとマスコミの報道はおかしい!!
正しい知識を得るために是非「医療崩壊」を読んでみてください。
因みに私の親は開業医で、医師になった子供は私だけなので、その気になれば開業はできます。でも私は病院で働きたいのです。
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