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ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。
▼FD6型さん:
>こんにちは。
>いつも興味深く読ませていただいております。
>
>排気温度等について教えてください。
>過去ログを見ますと、エキマニにサーモバンテージを巻いても
>出力向上には効果が無いが、ドライバーは楽になるとの事でした。
>巷で言われているのは、排気温度が高く保たれることによって流速が上がり、
>排気慣性の効果が高まり排気効率が上がるとの事。
>素人にはもっともらしく聞こえるのですが、
>効果が無いということはどこかが間違っているのでしょうか?
なぜ流速が早くなるのでしょうか。僕も勉強不足ですが、温度が高いと言うことは、体積が大きいと言うことで、そのために流速が早くなるのではないでしょうか。それだとすると、エンジンの掃気のためにどれほどのメリットがあるのでしょうか?すぐにはわかりません。
もうひとつ、温度が高いと言うことは、音速が早いと言うことで、脈動波の速度が速くなります。その結果、より高回転に脈動のピークの位置が上がります。そのために最高出力が上がる可能性はありますね。
でも、実際にバンテージを巻いてダイナモでパワーが誤差範囲以上に上がった経験がありません。
今はっきりと言えるのは、触媒のためには、コールドスタート直後の早い時間から、触媒が活性しますので、排ガス浄化には良いといえます。
そして、ドライバーの左足のためにも良いといえますね。
>
>また、排気温度が出力向上に関係ないのであれば、
>例えば触媒以降の排気管やサイレンサーに放熱性のよいアルミを使用しても、
>出力は低下しないということでしょうか?
実際にアルミを使用すると、触媒直後など800度以上ありますから、アルミは溶けてしまいます。かなり後方に使っても、強度はかなり落ちるでしょうね。
>排気温度が下がれば排気音量も下がるため、
>アルミマフラーならステンレスマフラーやチタンマフラーより、
>タイコの容量を小さくできるのではないでしょうか?
はい、それは確かでしょう。
余談ですが、スチールやステンレスより、同じボリュームでマフラーを作ると、チタンは1デシベルぐらい静かなものが出来ますよ。
中村
>
>よろしくお願いします。
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