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ナイトスポーツ中村です。
おはようございます。
▼FD6型乗りさん:
>こんにちは、いつもこのBBSを楽しく拝見させてもらっています。
>前々から不思議に思っていたことがあったので質問させてください。
>
>車はロールしないと曲がらないという定説があるようなのですが、なぜなのでしょうか?
>タイヤのグリップがあり、舵角を入力することができればその抵抗によって車は曲がっていくことができると思うのですが・・・。
タイヤのグリップ力はそのタイヤの接地面積に荷重と摩擦係数を掛けたものです。
したがって同じ面積なら荷重が大きいほどグリップします。
しかし、車重が重くなると遠心力も大きくなるため、車重を増やさずにタイヤを地面に押し付ける必要があります。
ですからウイングなどがあるんですね。
ストレートからコーナーに入る際は、ブレーキでノーズダイブをさせて、荷重をフロントタイヤに大きく加えます。それによってフロントタイヤのグリップをあげてターンインさせやすくしますね。その後にノーズダイブが減ってきても、コーナリング中のロールによってアウトサイドに荷重をかけて、ターンするタイヤのグリップをあげることができます。
このターンの実体験としてはスキーのステムクリスチャニアを行うとよくわかります。斜滑降からターンするときはアウトサイドのスキーにすべての荷重を加えますね。
でもこんなことは普通の市街地走行ではあまり必要はありません。普通にハンドルを回せば曲がるはずですし、そんなことをしなければ曲がりきれないようなら、速度の出しすぎですから。
中村
>
>あくまで「車はロールしないと曲がらないという」というのはモータースポーツにおいて理想的なコーナーリングをしないという意味なのでしょうか?
>
>よろしくお願いします。
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