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ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。
▼FDRZさん:
>ぜひ教えていただきたいんですが、現在ロールゲージを組もうか検討中です。
>組むことによって剛性が上がるメリットはありますが、重量がかなり重くなるというデメリットを考えるとどちらがいいのか迷っています。
>私の車両は現在某社の補強バーセットを組んでいる状態です。
それはロールケージをどこまでボディに固定するかで変わってきます。
ご存知のようにJ項を見ると、ロールバーやロールケージは、転等などの外部から圧力が加わった時に、内部がつぶれないためのものです。したがって、ケージ類の固定部分はボディーの床などですね。
ケージの前のバーは室内の前の床の左右。センターはドライバーの後の床の左右。
そして後ろのバーはリアータイヤハウスとか床とかですよね。
つまり車の中にもうひとつの箱を入れているようなものです。それでは安全にはなってもフレームの強度は上がりません。ですから強度を上げようと思うなら、ケージのバーをフレームに溶接するんですよ。
でも溶接すると内張りもきれいには付かないですよね。ですからオーナーがどこまでやりたいかによって決めるしかないんです。
中村
PS 弊社が93年にN1を始めた際に、最初はJ項どうりのケージを取り付けていました。ドライバーの頭の横のバーは、ボディーの屋根から1.5Cmのクリアランスがありましたが、走行してピットでチェックすると、屋根がバーに下から押されてバーの形に出っ張っていました。走行中にボディーがUの字に変形していたのです。使っているタイヤの違いがありますから、市販ラジアルやSタイヤではそうはなりませんが、程度の問題で同じようにボディは変形しているはずです。でも普通にケージを付けただけでは、ボディの変形に対して、何の効果もないですよ。
ケージは細かくボディに取り付けるか溶接しないとダメですよ。
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