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Contributor ナイトスポーツ 日時 2004 年 7 月 25 日 09:35:42:
回答先: 便乗質問)Re: ファンコントローラの設定について Contributor TM 日時 2004 年 7 月 24 日 19:45:58:
ナイトスポーツ中村です。 おはようございます。 : 便乗で済みません、中村様、教えてください。 : : 純正の設定は高いですよね。エンジンの適温は80-90度であることは間違いありません。ではなんで100度なのかというと、エンジンの消耗だけではなく、ファンモーターなどの消耗なども天秤にかけた結果のような話を聞いたことがあります。 : 90〜100度の間はオーバーヒートではないが、エンジンにはあまりよくない状態だという風に理解しました。 : では、実際90度台でサーキットを走ろうとした場合(たとえばファン設定が95度くらいになっている)、まずどのような悪影響が考えられるのでしょうか? : オーバーヒートではないのでエンジンブローに直結する訳でもないように素人考えしてしまうのですが。 : おそらく高負荷走行時の何かしらの境界線が水温90度にあるのだと思いますが、それが何であるのか知りたいです。 エンジンには適温がありますね。たとえば燃焼室温度が低すぎると、正常な燃焼が行われませんし、高すぎてもノックの原因になったり、燃焼室自体がとけたりしますね。また燃焼室を構成しているシール類も温度によって形が違ってきます。 たとえばアペックスシールですが、これは違った種類の金属で構成されていますから、温度によって形が変わってきます。そのために高い温度で使用すると、部分的に磨耗します。適温になればそこからガスの圧縮漏れを起こします。その他のシールも極端な磨耗を始めます。それをなるべく防ぐために、サーキット走行ではガソリンにオイル混合をお奨めしています。その状態はすぐにブローではないですが、磨耗による圧縮漏れが大きくなり、コンプレッションの低下を招きます。オーバーヒート状態でのサーキット走行1回で、1K近いコンプレッションダウンを招くことさえあります。 当然ですがトルクダウンになります。このようなことはボディーブローのようなもので、なんとなくトルク感が減ったような感じを受けますが、連続して乗っているユーザーには気がつきにくい現象で、別の同車種に乗って気がつくことがほとんどです。 参考にしてください。 中村
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