Re: 質問です。


[ FOLLOW UP ] [ CONTRIBUTE ] [ Back to ROTARY WORLD ] [ FAQ ]

Contributor ナイトスポーツ 日時 2002 年 5 月 21 日 09:50:57:

回答先: 質問です。 Contributor かばお 日時 2002 年 5 月 21 日 02:34:59:

ナイトスポーツ中村です。
おはようございます。

: こんばんは。かばおです。
: 3つほど質問です。お付き合いください

: 1.吸気温ですが、どのぐらいの温度域が1番パワーがでるのでしょうか?
:   単純に低ければ低いほどイイのでしょうか?測定の場所にもよると思いますが


はい、低ければ低いほどいいのですよ。空冷式インタークーラーでは50−60℃ぐらいが限度ですが、液冷式なら20℃でも可能です。ボンネビルなど短時間の競技車両はやっていますよ。


:   スロットル手前としてです。

: 2、アペックスシールについてですが、1枚もの2枚もの3枚もの・・・色々有るようですが
:   素材を同じと仮定した場合、どのように違うものなのでしょうか?


ローターハウジングは幅が一定ではないですね。もしも新品で一定でも、しばらく走ってパワーをかけると燃焼室のあたりが減って、幅が狭くなります。ですから分解時にマイクロメーターで測って限度を超えて幅差ができたら交換になります。(幅が減らないのはA点といいますが、一番上の位置です)

その幅の差をシールは埋めないと、ガスもれになりますね。1ピースより2ピースのほうが漏れは少ない設計です。2ピースより3ピースのほうがさらに漏れは少ないのです。

純正2mmのアペックスでもノックが止められたら650馬力(ベンチ計測)でも大丈夫という結果が出ています。(弊社ではありませんが、非常に信頼ができる某所です。650馬力ではエキセンが燃焼圧でたわみ、燃焼している燃焼室の反対側が押されてローターハウジングにぶつかります。例えばF側が燃焼しているときにRはEX側にいますね。そこでRローターがハウジングに干渉するのです。ですから550馬力を超えたぐらいから、少し小さなローターを使います。そのような条件でも吸気温度を20℃ぐらいまで下げてノックを止めれば2mmノーマルシールでも、セラミックでもカーボンでも破損しないのです。つまりノックが問題なのですよ。


:   また、純正のアペックスシールはどのぐらいの馬力まで(ブースト0.9-1.0と仮定して)
:   耐えられるものですか。(ノックナシで)

: 3、サイドの超拡大、ブリッチ、ぺリなどは寿命が短いと聞きますが、たとえば高回転、高負荷を
:   かけずほとんど町乗りの状態(たまに、遊び程度で加速感を楽しむ位)でもそうなのでしょうか?


いいえ、エンジンにとってポートの大きさなどが問題なのではないのです。エンジンに目があるわけではないですから。エンジンが感じるのはパワーの大きさ、回転数が問題なので、市街地走行だけなら消耗しませんよ。但し、うれしくって踏んでいたら別ですね。参考にして下さい。
中村

:   エンジンに手を入れてこのような使い方をする人は、まれだとおもいますが気になるもので・・・

: 本来ならば、TELや直接行ってお話を聞いて貰えるなら良いのですが、御忙しい中申し訳と思い
: ここに打ちました。
: お時間あるときでよろしいので中村さんよろしくお願いします。

: クルマはFDです。





FOLLOW UP:



CONTRIBUTE

NAME:
E-mail:
TITLE:

MESSAGE


ホームページをお持ちの方のみ入力をお願いいたします。(任意)

あなたのホームページ URL:
あなたのホームページの題名:


[ FOLLOW UP ] [ CONTRIBUTE ] [ Back to ROTARY WORLD ] [ FAQ ]